お年寄りの体の変化とは

入居の為の費用

入居金

入居金とは、施設に入居が決まり契約を交わす際に発生する金額のことです。その内訳は各ホームさまざまですが、「入居申込金」「施設協力金」などと、「終身利用権」「入居保証金」「前払い分施設利用料」などと定義されている部分に分かれています。

後者(「終身利用権等」は、それを支払うことで「施設に入居している限り、施設を利用できる権利」が買えるということになります。この金額に対しては償却期間が設けられていることが多く、償却期間内での退去の場合、規定の計算方式で算出された金額が返金されます。

月額費用

月額費用には概ね食費、管理費、介護にかかる費用などが含まれます。しかし、パンフレットに記載している項目に基準はなく、月額費用の中に食費が含まれていなかったり、管理費の内訳や別途費用になる項目も各ホームさまざまです。

パンフレットに記載している月額費用はそのまま鵜呑みにせず、詳細に確認が必要です。

立地環境

  1. 住み慣れた街に近い
  2. ご家族の方が訪問しやすい、訪問頻度が高くなる
  3. 友人たちが気軽に遊びに来てくれる
  4. 静かで心が落ち着く
  5. 見慣れた風景を見にいくことができる
  6. よく知った場所なので外出が比較的気軽にできる

設備

有料老人ホームは、高齢者のための施設です。
高齢者の方が、安心して楽しく自分らしく暮らす為の「箱」、それが有料老人ホームのハードの部分、すなわち設備です。

設備は【共用施設】【専有設備】に分けられます。【共用施設】は、他の入居者や介護スタッフの方達と共に暮らしていくための場所と言えます。【専有設備】は、プライベートな時間を過ごす空間です。

パンフレットには、一部の写真と名称しか載せてないところがほとんどですので、共用施設・専有設備に関しては自分の目での確認がすべてと言っても過言ではありません。
その確認のポイントは大きく3つあげられます。それは、危険防止の配慮はあるかという「安全性」、十分なサービスのための「機能性」、居心地が良いかという「居住性」です。

「それぞれのポイントを満たす為に、それぞれの施設・設備はどうあるべきか」と考えると、確認すべき項目が整理されてくると思います。

健常者には気が付かないところにも配慮されているか?

最近はホーム数も増え、きれいにリフォームされて新規オープンされたところも数多くあります。実際に見学に行くとその施設のきれいさに目を奪われることもありますが、手すりひとつ取り付けるにしても、どのような考えでそれを採用したのかということを聞くと、人に優しい細かい配慮が見える施設とそうでない施設があることがわかります。それを見抜くために、これらのポイントは押さえておく必要があります。

例えば、毛足の長い高価な絨毯を敷き詰めたフロア。それは一見居心地が良く見え、クッション性があるので転倒した場合も安全だとも考えられますが、歩行で足を取られる危険性があり、車椅子のスムースな走行が不可能であるのは自明です。一方で、柱すべてに面取りがしてあり、仮にぶつけても大きな怪我につながらないような工夫があるホームもあります。健常者には気が付かないところにも配慮が感じらますね。

施設・設備だけではホームの良さは判断できない

最近は福祉住環境の研究も進み、新しい設備も開発されています。
しかし、箱だけが良くて中身が伴わないホームがあります。逆に設立してから年数が経ってるところには、これが高齢者施設?と思わざるを得ないホームもありますが、そのハード面の弱点を介護スタッフの手でみごとにカバーしている施設も実際にあります。
決して施設・設備だけではホームの良さは判断できないことを心に留めておいていただきたいです。

介護サービスの内容

入浴

介護サービスは、快適な毎日を送るための身体的なサポートです。入浴、排泄などの介助、みだしなみ、着替えの介助などがあります。
入浴は、大抵のホームで頻度が決められていますので、その回数を確認しましょう。時間外の入浴は可能か、その場合の料金発生の有無なども確認が必要です。

また、寝たきりや車椅子使用の方用の機械浴やリフト浴の有無は、将来の為にも重要な確認ポイントとなります。

また、入浴が何よりも好きな方には、1人でのびのびと入れる個浴の有無や、重介護になっても「お湯につかって入浴ができるかどうか」という点が重要視されています。

排泄介助

排泄介助とはトイレへの誘導やおむつ交換などです。みだしなみ、着替えの介助なども含めて、これらは介護スタッフに余裕がないと「残存能力を引き出す介護」や「必要な時に必要なサポートを提供する」ということはできません。

どんな体制で、どんな理念で介護をしているのかを聞いてみることも1つの方法です。

食事サービス

食事は栄養源を摂るという根源的なものであると同時に、味わう喜びや他の人と談笑しながら食べる楽しみなど、生活を豊かにする重大な要素です。

毎回の食事を2~3種類から選ぶことができたり、温かいものを匂いと共に届けられるよう配膳したり、季節を感じるメニューを取り入れたりと、ホームによってさまざまな工夫をこらしています。

また、胃ろうやきざみ食、ミキサー食など嚥下能力別加工サービスの料金の有無、病気対応食の料金の有無なども、必要に応じて確認が必要です。

生活全般・家事サービス

居室の清掃や洗濯、リネンの交換、買い物代行、郵便物・配達物の受付・管理などで、快適な毎日を送るための環境を整えるサービスです。居室の清掃は、介護スタッフが行うホームと専任スタッフを雇っているホームがあります。スタッフの採用が間に合わないなどの理由で人が足りなくなっていると、一番先にその影響が表れるのが「清掃」です。

また、トイレやお風呂など共用部分の清掃は感染症対策にもつながりますので、清潔さというのはとても大切な点です。
洗濯やリネンの交換なども、清潔さを保つための重要な要素です。洗濯サービスの頻度やクリーニングなどの料金の有無も確認しておきましょう。

リハビリテーション

リハビリには、身体リハビリ、生活リハビリ、言語リハビリの3種類があります。それぞれ身体リハビリには理学療法士、生活リハビリには作業療法士、言語リハビリには言語聴覚士が専門家としてリハビリテーションを行います。

ホームでは、それぞれの専門スタッフが専任として常駐している場合と、提携医療機関から派遣して定期的にプログラムを実施したり、提携医療機関に出向いて個別に行うなどしています。入居者ひとりひとりにあったプログラムを組んでいるか、具体的にどんな方法で行っているかを確認しましょう。

また、日頃の介護の中でのリハビリにつながる工夫の有無などを聞いてみると、ホームの考え方や姿勢が確認できることもあります。

認知症ケア

認知症ケアは、行動などから心を読み取りそれに適した対応をすることが求められます。従って身体介助の技術や知識だけでは不十分であり、特別な知識が必要です。
しかし、さまざまな方面から認知症についての研究がされてはいますが、まだ確立されているわけではなく、手探りの状態でケアを行っているところがほとんどです。このことを踏まえて、認知症ケアについてのポイントは「経験」にあると言えます。

今実際に認知症の方が入居しているか、今までに経験はあるか、ケアの経験のある認知症方の度合いはどの程度か、認知症ケアについての勉強会やセミナーに積極的に参加しているかなどを聞いてみましょう。認知症の方専用のフロアがあるかということも確認項目の1つです。
また、入居してから認知症の症状が出てきた場合、部屋が変わることがあるのかということも確認しておきましょう。

その他

イベントやサークル活動は、ホームでの生活に楽しさや彩りを与えてくれます。
趣味を持って暮らしてきた方などは、その培ってきた知識や技術などを披露したりすることで生きがいを見出されたり、何かを作り上げる達成感を味わうことで自信を取り戻されたりすることもよく聞きます。

楽しい雰囲気が全体的に感じるところは、イベントやサークル活動が盛んなところが多いというのも事実です。

しかし、そういう交流が苦手な方もいらっしゃいます。そのような活動が強制になってしまうと楽しさが苦しさに変わることもありえます。その方にあった参加方法が選べるしくみになってるかどうかも確認が必要です。

その他にも

  1. 有料老人ホームの集団生活
  2. 有料老人ホームの情報開示・経営状況
  3. 有料老人ホームのコミュニケーション
  4. 有料老人ホームの雰囲気
  5. 有料老人ホームの入居金のしくみ(内訳・定義)
  6. 有料老人ホームの月額費用の内訳

なども詳しく調べて入居にあたるのをオススメいたします。

Last update:2014/11/12